タイムスリップ

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「あーめっちゃ喜んでたねー!」 私は笑いながらセーラーの上に カーディガンを羽織った。 「ーっ、と。梨花準備出来た?」 唯ちゃんはまだかまだかと 私を見つめてくる。 「もうあと前髪留めるだけだから もーちょい待って!」 私はドレッサーの前に立ち、 櫛で髪を何度も手早くといた。 …猫っ毛なんで櫛に毛がすぐ 絡まって痛い。 「もー。あたしがやったげるから こっち向いて!」 唯ちゃんは私を無理矢理 振り向かせて 髪をときはじめた。 「あいたっ!いたっ」 「うっわ何コレ!絡まりまくっ てんじゃん!!」 唯ちゃんは力を入れて私の 髪の毛をとかしていく。 「唯ちゃんー…」 耳元でブチブチと髪が抜ける音がした…。 ーーーーーーーーーーーーー
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