電車と君と僕の関係

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いきなりの展開に、胸が高鳴る。朝とは逆になりどうしたら良いかわからなかった。 フと視線がすると思い見上げた。あの人がこっちを見ていたらしく、目が合った。至近距離でのこの出来事に直ぐに目を離すことが出来なかった。と、いうより離したくなかった。 じっと大きな目が見ている先には、こめかみに出来た傷が。直ぐに隠すように俯き、目を閉じた。視線はまだ離れない。
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