麻美

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大嫌いな親友が死んだ。 事故だった。 飲酒運転に巻き込まれたらしい。 重傷じゃなかったけど打ちどころが悪かったらしい。 だから棺桶の中にいた麻美はまるで、生きている人形に見えた。 私が麻美の死を知ったのは麻美が死んだ次の日。私の携帯に、麻美のお母さんから電話が来た。 その時の麻美のお母さんの声は、嗄れていた。 「麻美が……事故で…」 その時、私の中で悲しさと、少しだけ――嬉しさが出た。 「私って最低…」 私は麻美が大好きだった。 大好きで大好きで、一番の大親友だった。中学生までは――…。
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