沈む日輪

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終わる・・・・ あの火の玉が、頭上で炸裂するまであとコンマ数秒。 ごめんなさい、僕はもうここまでだ。 無念の塊を絶叫にして、吐き出した。 熱線と爆風が、眼前の世界を覆い尽くす。 肉体ともども、消失寸前の意識が、最後の思索を巡らす。 一体・・・・ どこで間違えてしまったんだろう。 この国は。 そして何ができたんだろう、 この僕に・・・・・・・。
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