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「…うん、あはは」
あ、ユノの声がする。
眠りについてから、数十分後ユノの声で起きた。
ちょっと前に帰ってきたみたいでコートを着たままジェジュンと話してる。
俺はまだぼーっとしてる頭で二人の会話を聞いた。
「今日どうだった?」
「んー、まぁまぁかな」
「まぁまぁってなんだよ、ってか、手冷た」
「だろー、めっちゃ寒かったんだからなー」
「だから、手袋していけっていっつも言ってんのに」
「だって今日忘れちゃったんだも…ってか、ジェジュンの手あったかいー」
「まぁな、俺の心は冷たいからな!」
「いや、そこ自慢するとこじゃないから」
「あっは、そんなことゆうと手、氷水に入れちゃうよ?」
「嘘です嘘です結構です!」
そんな冗談を言いながら寒さで真っ赤になったユノの手を握ったり擦ったりして温めてるジェジュン。
ときどき「あったかい?」とか聞きながら2人で笑いあってる。
いやー仲良いねー。
見てて微笑ましくなる俺。
2人ともかっこ良くて可愛くてほんとお似合いのカップ……
っておい!!違うだろ俺!!
恋人が違う男に手握られてんだぞ!
たとえ、それがジェジュンだとしてもだめだ!
てか、俺だって手あったかいし!
興奮した俺はよく分からない自慢をして二人の元に駆け寄った。
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