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しばらく、笑いながら見つめ合ってた俺達。
その状況を壊したのは、ジェジュン。
「あのー、幸せなとこ悪いんですがね、僕の存在忘れないでくれます?」
その言葉に我に返って、謝ろうとジェジュンを見た俺の笑い顔は、鏡を見なくても分かるくらいひきつった。
正しくは、ジェジュンとユノの繋がれた手を見たんだけど。
つか、いつまで繋いでんのさ。手が冷たいのは分かるけどさ、いい加減離しても良くない?
ムカついた俺は、ジェジュンの手をユノからはがして自分の指を絡めた。
ユノの手は、じんわりとあったかくて、ジェジュンからもらった熱だと思うと、余計腹が立って絡めた手を引っ張って自分の唇をユノの唇に押し当てた。
それは一瞬で離れたけど、ユノとジェジュンの顔を真っ赤にするには十分だった。
「な…なにすんだよ、ゆちょ…」
動揺してるユノと
「あっは。子どもだ。」
なんか笑ってるジェジュンに向かって俺は言った。
「これからは俺のユノに触んの禁止!!」
end
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