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マ、マジか……。
つまり紗彩さんは勇雷さんの妻で、俺達の3つ上で、見た目が中学生ぐらいの童顔どころか完全に子どもの風体……。
その時、不意に屋敷で悠斗さんと勇雷さんが言い合いをしていた時のことを思い出した。
――誰が…………だ!!兄が妹を愛して何が悪い!!
――…………だなんて言ってねぇよ!!
ああ、だから……。
俺は心の中だけで留めて呟いた。
どう考えても言っていいことではない。
にも関わらず、馬鹿な奴がいた。
朱莉はぽんと手をついて頷く。
「ああ、だからロリコン――」
言い終わる前に、俺と理玖の平手が左右から朱莉の額を打ち抜いた。
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