王都エストリエ

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……え? 勇雷さんも少し眉を上げ、じとっとした目で悠斗さんを見た。 「いや、どう手伝わさせる気だ?相手の組織はまともじゃないんだぞ?」 「そりゃあ直接戦闘はさせない。捜査とかだけだな。それに、こいつらだって適当な軍人より断然強い。どうせこっちにいても暇なだけだろうから手伝ってもらってもいいだろ。な?」 悠斗さんは笑いながら俺達に振ってくる。 「私は楽しそうなのでいいですよ!!」 「俺も、力になれるのなら喜んで」 朱莉と理玖は二つ返事で了承した。 「わ、私も、内容によりますが……」 菜乃はどうしようか困っているみたいだ。 「俺もできることならお手伝いさせていただきますが、色々調べものをしたいので……」 「ああ、構わないぞ。手伝えるときに手伝ってくれればいいさ。で、仕事の内容は?」 勇雷さんは少し眉をひそめていたが、ため息をついて手元の紙に視線を落とした。
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