王都エストリエ

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悠斗さんと優衣さんはすでに調査に乗り出している。 あの二人はブレスにおいてもかなりの情報網を持っているが、さらにエストリエでは比較にならないものを持っているそうだ。 まずそれを一通り洗った後に、俺達が手伝うことがあるなら頼むと言うことだ。 俺は理玖と同じ部屋、菜乃と朱莉と佐奈が同じ部屋に泊まる。 しかしこの城。 普通に落ち着かない。 「何か御用はないでしょうか?」 「あ、いえ、大丈夫です」 ことあるごとにメイドさんが俺達に何かないかとやってくるのだ。 なんでも、俺達は勇雷さんが招いたVIPらしく、丁重に持て成せと言われているそうだ。 「た、耐えられん」 俺は力なくベッドに倒れこんだ。 「確かに居づらいな」 理玖は笑いながらもう一つあるベッドに腰掛けた。
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