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「これ、自由に見させてもらっていいのですか?」
「はい。綺堂さんでしたら問題ないと思われますので、自由に使ってくれればいいですよ」
その後、一通り出入り口の使い方を教えてもらった。
扱い方は簡単だったのですぐに覚えることができた。
「そう言えば、綺堂さんは大丈夫ですか?ここにあるのは素晴らしい資料ばかりですが、ちょっと難しいですよ?」
「ええ、問題ありません。見させてもらう資料は、魔法、魔脈超導、異世界、エヴォルとか、そのあたりのことですけど、大体慣れていますので」
難しいことには変わりないんだけど。
俺の言葉を聞いた紗彩さんは感心したように息を吐いていた。
「はぁ~、大したものです。でも、ここには保管してあるだけでわからない資料もあるので注意してくださいね」
「はい。ありがとうございます」
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