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その後、手短に理玖の状況を説明しあと、1か月後に手紙を預かることを約束して、俺は帰ることにした。
「少し道場をお借りしたんですが、今は誰かいますか?」
「いや、もう全員帰っているはずだ。好きに使うといい」
徹二さんを伴って、俺は道場に行った。
道場には誰もいなく、静かな空気が漂っていた。
俺は腰のホルダーから転移の指輪を取り出して指にはめた。
そして、転移の指輪から魔法式を投影する。
「これが魔法というものか……」
徹二さんはとても物珍しそうに光る魔法式を見ている。
「ええ。これで中国地方にある俺の家まで一飛びです」
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