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残るは朱莉の母親、暁 明菜さんだが、彼女を一番最後にしたのは結果としてよかった。
明菜さんの今の状態はよくわからないが、理玖のことを知った上で行く方がよかったと思うからだ。
｢ふぅ～……｣
それにしても……。
俺はベッドから体を起こしてため息を吐いた。
カーテンを少し開け、星がちらちら光っている夜空を見上げる。
理玖のこと、朱莉のことは偶然か？
俺達があちらの世界に飛ばされる人間だと決まっていたとしても、ある事件の関係者が二人とも選ばれるなんてことが、偶然で起こるとは考えにくい。
ツバサや神初さんのことも、やはり調べないといけない。
でも、その前にまず、暁 明菜さんに会わなければいけないな。
一先ずは、明日だ。
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