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「でも変な感じ。半年もいなかったお兄ちゃんが普通に家にいるよ」
橙乃は俺に近づいてきて俺の体にぺたぺたと触る。
「うん。夢じゃない」
橙乃は嬉しそうに笑いながら頷いた。
「なんだ~?前まではお兄ちゃん寂しいよ~とか言ってたのか?」
「そ、そんなわけないでしょバカ!!」
橙乃は顔を真っ赤にして叫びながら部屋を飛び出していった。
その時、家のインターホンが鳴る。
こんな時間から……?
日は開けてるとはいえ、まだ朝は早いというのに。
でも気が付けば、何やら外が騒がしい。
何かあったのか?
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