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「でもま、ともかく九州に行く方が先だ。俺はこれから行ってくるよ」
「あ、うん。わかった」
俺と伊織は先程の通りの反対側に抜けた。
こちら側には取材班は来ていない。
どこか他のところに行ってくれたようでなによりだ。
「それじゃあ僕は知哉の家の方に行ってみるよ。どうなってるか心配だから」
「ああ、悪いな。よろしく頼むよ」
俺は伊織と別れて、駅を目指した。
駅で新幹線に乗り込み、九州に向かう。
ツバサのことを調べるのにどれほどの時間が掛かるかはわからないが、時間が掛かるのは確かだろう。
できるだけ早くそちらに取り掛かりたい。
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