27560人が本棚に入れています
本棚に追加
/2188ページ
「お兄ちゃんもホント忙しないね」
「ま、そういう星のもとに生まれちまったんだろうよ」
俺は軽くぼけたのだが、橙乃は呆れたように手をひらひらさせていた。
「バカなこと言ってないで。今日はお母さんのご飯食べてよね」
「ああ。俺も下に降りるかな。とりあえずやることは終わったから、皆にあっちの土産話をするよ」
ずっと心配させてしまった家族だ。
残りの時間は、ツバサのことを調べないといけないこともあるけど、しっかり家族サービスもしておこう。
帰ってきてからろくに話もできていない。
きちんと話しておかないといけないことも多々ある。
またあちらの世界に帰ったら、当分は戻ってこないだろうからな。
最初のコメントを投稿しよう!