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夕方。
俺はふらふらしながら自転車を漕いでいた。
加納さんから教えられた住所に行っても、そこにはもう別の人が住んでいて、神初さんの行方はわからず終い。
ツバサのことをいくら調べても、俺が知っていること以上の情報は出てこなかった。
「ツバサ……訳わけんねぇよ……」
ぼやきながら帰路をとろとろと走っていく。
ツバサと神初さんの調べにかなりの時間を割かれると思っていたが、あっけなく調べれられないという結果に終わってしまった。
ああ……どうしたもんかね。
でもどっちにしても、一ヶ月という期日までまだ時間はある。
その間、魔力の量を上げながら調査を続けるとしよう。
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