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俺は意味が分からず、戸惑ってしまう。
いきなり戦えと言われても、どうすればいいかわからない。
だが、朱莉は構わず俺に向かって走り出した。
俺が動揺するのもお構いなしに、高速の突進から拳打を放つ。
咄嗟に顔を逸らしてなんとか避けたが、朱莉の拳は頬を掠めていった。
横に跳び退いて朱莉から距離を取るが、朱莉は間髪入れずに間合いを詰めてくる。
「どうしたの理玖!!お母さんを倒したときはそんなに動きが鈍かったの!?」
朱莉は俺に問いただしながら強烈な蹴りを放ち、俺は棍で受け止めるがその力に吹き飛ばされた。
「本気で来てよ!!」
体勢を整えながら棍に力を込めた。
そして、再び距離を詰めてくる朱莉を迎え撃つ。
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