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足で朱莉の攻撃を受けたが、さらに朱莉は俺の軸足を払ってきた。
俺は棍を地面に押し付けて朱莉の足を受け止め、そのまま朱莉の足を勢いよく持ち上げた。
「くっ……」
朱莉は体を大きく仰け反らせたが、うまく俺から距離を取る。
すぐに間を詰め、朱莉に棍を突き出す。
朱莉はさらに後ろに下がって距離を取るが、俺は棍を持ち直して突き出した方と反対側を振り下ろす。
朱莉は腕を交差させて棍を防いだが、素手で受け止めたため顔を歪めた。
間髪入れずに棍で朱莉の足を払うが、朱莉は上に跳んでそれを避けた。
だが俺は下から蹴り上げて、朱莉が着地するタイミングを外した。
「わわっ!!」
朱莉は空中に投げ出されてバランスを崩した。
俺はそこに棍を振り下ろして、朱莉を地面に叩きつけた。
「いった……!!」
朱莉が頭を打たないように頭の部分に足を敷いていたため、大きなダメージはないだろうが、朱莉は苦しそうに呻いていた。
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