再び超えて

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連絡を済ませ、俺は菜乃の家に転移した。 外に転移するわけにはいかないので、玄関の靴などを整理して広くするように頼んでおいた。 室内はイメージが弱いし、問題なく転移するには玄関が一番都合がよかったのだ。 玄関に転移すると、目の前に驚いている菜乃の両親の姿があった。 「魔法というのは、やはり凄いのですね」 菜乃のお父さんは乾いた笑いを浮かべていた。 「確かに便利は便利なんですけど、万能ではないので」 笑いながら俺の地元で買ってきたお土産を差し出す。 今回はすぐに来れたので、買ってくることができた。 「これをどうぞ。つまらないものですが」 「あ、すいません。ありがとうございます」
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