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「あまり無茶なことばかりしちゃだめよ」
「あ~、できる限り頑張るよ」
俺は苦笑しながら言葉を濁した。
「それと、お行儀悪い。箸」
「……はい」
そんな俺を、母さんが訝しげに睨み付ける。
でも、すぐに表情を緩めて微笑んだ。
「精一杯頑張りなさい」
「……ああ」
自信はないけどな。
でも、応援してくれているのだ。
期待には答えよう。
その後夕食を済ませて、俺と伊織は俺の部屋に上がった。
「ツバサさんのことは何かわかったの?」
「いや、正直収穫なし。なさ過ぎて逆に不思議なくらいだ」
「そっか……」
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