27562人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前いつの間に帰ってきてたんだ?」
後ろから悠斗さんの驚いた声が聞こえる。
「昨日の晩です。深夜に帰ってきたので部屋で寝てたら……まあ寝過ごしちゃいまして、騒ぎが聞こえてきたわけです」
疲れてたこともあったから仕方ないのだろうが、最近寝過ごすことが多いから気をつけなければいけないな。
もっとも、こいつらのうるさい騒ぎのおかげで目が覚めたんだけど。
俺は振り返りながら皆に笑みを向けた。
「しっかり皆の家族にも会ってきたし、手紙も預かってきてる。これが終わったら渡すよ」
「……確かに、今はそれどころではないしな」
理玖は手に持っていたユピテルを復元してため息を吐く。
最初のコメントを投稿しよう!