国王

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当然佐奈も行くことになり、皆で王都を訪れることになった。 手早く荷物をまとめ、一緒に来ていた軍人の人達も伴って裏庭に集まった。 さっきの横暴軍人達はどこかに連れていかれたようだ。 「さっき軍人さん達はどうなったんですか?」 俺が勇雷さんに尋ねると、勇雷さんは申し訳なさそうに顔を歪めた。 「こっちにいる信頼できる人間に任せて取り調べ中だ。いや、本当にすまなかったね。私がかなり厳しく様々な差別を潰しているのだがをしているのだが、どうしてもああいう連中は後を絶たない」 「いやまあ、仕方ないですよ」 勇雷さんは本当に一生懸命差別問題に取り組んでくれているのだ。 それで、あのようなことが起きてしまうのだから、もう少し時間がかけてやる必要があるということなんだろう。 長年染みついてきたものは、そう簡単に消えはしない。
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