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「その代わり、今度優兄のお嫁さん家に連れてきてね~?」 また余計な事を口にした。 「そうよ! 相手の子は誰なの? 同級生? ……まさか、先生なのッ?」 「行ってきま~す」 「そうなの!? 先生なのッ? アンタ、小悪魔な女教師にたぶらかされたんでしょ!!」 ……ドラマの見すぎだ。 俺はツッコむ気力もなく、キッチンから出て、玄関へ向かった。 「優心! 待ちなさいって言ってるでしょ!」 「違うの、お母さん。あのね、優兄は……」 未乃梨のヤツ、ちゃんと説明出来んのかな。 帰ってきて、もっとややこしくなってたら嫌だぞ。 そう思いながら、俺は靴を履いて玄関のドアを開け、大した用もないのにコンビニへ行くことに。
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