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卵を撫で繰り回すようにスマホの液晶画面に触れながら、歩いて5分のコンビニに行く。 なので、すぐに到着し、店内に入った俺は特に買うものもなかったので、雑誌コーナーに直行した。 そして、目についた雑誌を手に取って、立ち読みを開始する。 ここで少し時間を潰してる間に、未乃梨が母さんの誤解を解くだろ。 ……たぶん。 週刊少年○○的な漫画誌や、メンズ用のファッション誌に目を通し、ページをパラパラとめくっていると、 「だ~れだ?」 後ろから、いきなり両目を塞がれた。 けど、聞き覚えのある声だったので、相手が誰かはすぐにわかった。 「……真央?」 「正解♪ さすが、優クン!」 振り向くと、私服姿の真央がにっこり笑って立っていた。
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