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前本さんから電話があった次の日の朝、俺は恐る恐る、スマートフォンの電源を入れた。
すると、数百通に及ぶ大量のメールを受信して。
差出人は九割以上、前本さんからだった。
「……マジかよ」
高1でクラスが一緒だった時は、フツーの子だと思っていたのに。
こんな異常なことをする人だとは思わなかった。
前本さんのメールに紛れて、真央からもメールが来ていたことに気付く。
『明日のことで電話したのに、繋がらないよ(><。)』
昨日、電源を切って少ししてから、俺に電話をくれたのか。
ヤバッ。
これじゃ、無視したみたいになってるよな。
俺はベッドの上で、半身を起こして真央宛てにメールを打つ。
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