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「むっらかみ君!」
さりげなく信ちゃんの隣に座る亮ちゃん
「あ、亮!抜け駆けすなよ!」
ヤスが、信ちゃんと亮ちゃんの間に割って入る。
よ、よし!勇気を出して今度こそ・・・・
「あの、みんな・・・・」
『マルは黙っとれやっ!』
みんなに睨まれる僕・・・・
はぁ・・・あかん、ヘタレすぎる
「なぁ、ひな」
「ねぇ、ひな(しん)ちゃん」
「村上君」
「うっさいねんっ!お前ら、さっきからっ!」
読んでた雑誌をバンッとテーブルに置いた信ちゃんが、キレてはる・・・・
「マル、お前もお前や。はっきり言わんかいっ!」
全員の視線が僕に集まる。
「えっと・・・・明日は、僕と信ちゃん、デートなんで・・・・」
瞬間、楽屋の空気が止まったのが分かる。
「デ、デートって?」
「まさか、マルとしんちゃんて・・・・」
ヤスとたっちょんの顔が強張っている。
「・・・・付き合ってます」
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