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AM7:40
いつも乗るバスには通勤、通学の乗客でいっぱい・・・・
でも俺は、そのバスに乗るのが好きだった。
理由は一つ
次の停留所で乗って来る高校生に、いつしか目を奪われてしまった俺
たった一回だけ交わした会話が今だに忘れられない。
『ごめん、大丈夫?』
急停車した時に俺にぶつかって謝ってきた彼
『あ、大丈夫です』
『ホンマにごめんな』
先に降りる時も声を掛けてくれた彼
彼は同級生二人と一緒で、三人でいつも楽しそうに笑っている。
俺は、毎朝その笑顔が見られるだけで一日中機嫌が良かった。
ある日おとんから、
「亮、今日会って欲しい人がおんねん」
突然言われて連れて来られたレストラン
ふて腐れてる俺に反して、ソワソワしてるおとん
一体、なんやねん・・・・
て思ってると、突然現れた女性を『今日からお前の母親だ』と紹介される始末
全然頭が追いつかない状態で、もう一人思ってもない人を紹介された。
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