家族からはじめよう 黄×紫

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「村上信五です」 「あ、えっと、錦戸亮、です」 「亮くん、な・・・よろしく」 ニッコリ笑うこの人は・・・・間違いない!バスのあの高校生や! 一目惚れした彼と、突然家族になってしまった。 紹介された日から3日も経たないうちに同居 しかも、本人らは一週間も休み取って新婚旅行やて・・・・・アホちゃう?あのくそ親父 おかげでこっちは、想い人と二人っきりやん・・・・どないすんねん 「亮くんて、中学生やったんや?バスん時は高校生やと思っとったけど」 え、今何て言った?バスん時?・・・・・てことは、あの時のこと覚えてた? ・・・・・・嬉しいかも 「あの、覚えててくれてたんですか?バスのこと・・・・」 「当たり前やん。亮くん、目立つねんで?格好ええもん。近くにいた女子なんて、亮くんと一緒のバスに乗りたいからって時間合わせてるんやて・・・・・あ、そう喋ってるの聞いたんやけどな」
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