家族からはじめよう 黄×紫

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ガハハハって笑う信五さん(何て呼んでええか分からへんねん)やけど、俺もその女子のこと笑われへん やって、俺も信五さんに合わせて同じバスに乗ってんやもん それにしても、信五さんて楽しそうに喋る人やわぁ でも、聞いてるこっちまで楽しくなってくるからええんやけど。 「亮くんて、モテるやろ?」 と、唐突に何聞いてくんねん・・・・ 「・・・・・信五さんもモテるやろ?」 「俺?俺はモテへんよ、全然」 てことは、恋人はいないってことやんな? 「それよりさ、『信五さん』ってやめへん?」 「えっ?」 「せやなぁ・・・・ホンマは『信五』でええんやけど」 「そ、それはあかんて(呼べるわけないやん)・・・・し、『信くん』はあかん?」 「ええよ。亮くん・・・・俺は『亮』って呼ぶな?」 ・・・・・今、信くんに『亮』って呼び捨てにされた? いや、嬉しいけど・・・・突然でびっくりしたわ
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