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「ユウコさん……話す時期が来たようですね」
無言のユウコさんの代りに隣の部屋の襖が開かれ、そこから聞き覚えのあるのほほんとした声がした。
「学園長!?」
ワタルが声を上げるがワタルを除く俺達は無言でユウコさんと学園長を交互に見ている。
「……」
「ユウコ……俺もそう思うぞ」
「事態は私達に不利な方向に流れているし」
一体どういう事なんだ?学園長の出てきた部屋からさらに二人……あいつの両親であるジュリアさんとギュンターが出てきた。
「そうね……その前にワタル……貴方は少しの間席をはずしてもらうわ」
「何故ですか?」
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