第三話

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  「足出したままだと、風邪ひいちゃうよ?」 「…!」 寝るつもりはなかったから、布団に入ってなかったし… ていうか、いつからそこにいたの?! そう言おうとしたら、あたしのカバンと紙袋を渡された。 「制服入ってるから着替えて」 「なんで……」 「着替えられないんなら、手伝ってあげるよ?」 ニヤリと笑った姿を見て、この人なら本当にやりかねないと思って、ぞくりと背中が寒くなった。 「出てって!」 「はいはい」  
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