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ニヤニヤと笑う変態優等生をカーテンの外に押しやって、制服に着替えた。
「終わったよ」
「それじゃ、帰ろうか」
「えっ」
「約束、忘れてないよね?」
約束約束…としばらく考えてから思い出した。
確か、体育祭のあと時間空けといてって言われたんだっけ?
「行こう。歩ける?」
「歩けるし!って…」
篠山くんが、当然のようにあたしの手を取って歩き出した。
あまりにも突然で声も出ずに目を丸くしていると、またクスクスと笑う声が聞こえた。
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