第四話

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  「わぁっ!すごい…」 目の前には、家やビルの光がちりばめられたような綺麗な夜景が広がっていた。 「まぁ、座って」 篠山くんに促されて、質感の良い革のソファーに座った。 「あれ、そう言えば親御さんは?」 見る限りこの広い部屋には、他に人がいる気配もないし、なんだか閑散としている。 「一人暮らししてるんだ」 「うっそ…!」 こんな高級マンションに子どもを一人暮らしさせるなんて、リッチすぎる! 何もかもが自分と違う世界で、少し羨ましく感じてしまう。  
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