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「わぁっ!すごい…」
目の前には、家やビルの光がちりばめられたような綺麗な夜景が広がっていた。
「まぁ、座って」
篠山くんに促されて、質感の良い革のソファーに座った。
「あれ、そう言えば親御さんは?」
見る限りこの広い部屋には、他に人がいる気配もないし、なんだか閑散としている。
「一人暮らししてるんだ」
「うっそ…!」
こんな高級マンションに子どもを一人暮らしさせるなんて、リッチすぎる!
何もかもが自分と違う世界で、少し羨ましく感じてしまう。
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