1055人が本棚に入れています
本棚に追加
「時々母親が来て、ご飯を作り溜めといてくれるんだ」
そう言って、篠山くんがテーブルにご飯を並べていく。
「美味しそう!」
目の前に並んだたくさんの料理に思わず歓喜した。
「橋本さんも食べて。たくさんあるから」
「え、いいの?嬉しいー!」
こんなに美味しそうな料理、食べれるなんて素敵すぎる!
不意にあたしの隣で何かの気配を感じた。
「ミャオ」
「わー!にゃんこだー!」
思わず小さな身体を抱きあげると、可愛らしい瞳をこちらに向けてミャー、と鳴く。
愛くるしい、アメリカンショートヘアの赤ちゃんだ。
あたしは思わずふわふわな毛に頬をすりすりした。
最初のコメントを投稿しよう!