3人が本棚に入れています
本棚に追加
夥しい数の白……
その数は約40。彼はあまりの美しい光景を目の当たりにし、狂ったかのように叫んだ。
最高だ……素晴らしい、素晴らしい光景じゃないか、僕の心にだけ止めておくなんて出来ない、多くの人間にこの美しさを共感して貰いたい!
彼は誰もいなくなった教室で満足そうに両手を広げ、天を仰ぐ。
供養花、供花とも言うその華は、クラスメイトそのものであるとも考えられる。
命に形があるとするのならば、一体どのような形なのだろう?
最初のコメントを投稿しよう!