心の中に

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ベットからなかなか動かない俺を見かねた佐鯔は布団を剥がす…俺はそれを必死に食い止める。 「も~~~!!はやく~~~!!」 「嫌だ~~~!!俺は寝るんだ!!!」 佐鯔は急に布団から手を離した。 「…もう…供養なんて…嫌い。」 ベットから飛び起きて支度する。 「佐鯔…パン取って!」 佐鯔は笑いを堪えながらパンを取ってくれた。 佐鯔は俺の気持ちを知っている…と思う。 「…はい。」 パンを受け取りかじる…。 服を着替え終えた俺は佐鯔と一緒に家を出る。 「も!もっと早く起きればゆっくり朝御飯食べれるのに!!」 歩きながら文句を言う佐鯔…。 「誰も朝御飯作ってくれる人なんて居ないもん…」 パンをかじりながら佐鯔に言った。 「ふ…そんな事…私が毎朝作ってあげますとも!」 その言葉に期待してしまう俺。 エレベーターに乗り込み一階を押す…。 「冗談…だろ……?」
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