7人が本棚に入れています
本棚に追加
ベットからなかなか動かない俺を見かねた佐鯔は布団を剥がす…俺はそれを必死に食い止める。
「も~~~!!はやく~~~!!」
「嫌だ~~~!!俺は寝るんだ!!!」
佐鯔は急に布団から手を離した。
「…もう…供養なんて…嫌い。」
ベットから飛び起きて支度する。
「佐鯔…パン取って!」
佐鯔は笑いを堪えながらパンを取ってくれた。
佐鯔は俺の気持ちを知っている…と思う。
「…はい。」
パンを受け取りかじる…。
服を着替え終えた俺は佐鯔と一緒に家を出る。
「も!もっと早く起きればゆっくり朝御飯食べれるのに!!」
歩きながら文句を言う佐鯔…。
「誰も朝御飯作ってくれる人なんて居ないもん…」
パンをかじりながら佐鯔に言った。
「ふ…そんな事…私が毎朝作ってあげますとも!」
その言葉に期待してしまう俺。
エレベーターに乗り込み一階を押す…。
「冗談…だろ……?」
最初のコメントを投稿しよう!