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「あ、そうそう。 明日からあの店には行かなくて良いように手配しておいたからよ。 …あの店が明日ぶっ潰れりゃお前もちったぁ信用するだろ」
「えっ…!?」
「本当に潰れたら俺を信用して電話をかけてこい。 それじゃあ、おやすみ。 いい夢見ろよー」
そう言ってレヴァンはまた歩き出し、夜の街へと姿を消した。
残された私はキツネに顔をつままれたようで、しばらく動けずにいた。
唐突に現れたレヴァンと名乗る男…本当になんなんだろう?やはり警戒は怠っちゃダメだ。
でも、私はレヴァンが言い残した言葉を思い知る事になるのだった。
第1話 完
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