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可愛らしい小さな女の子が俺に抱きついてきた
「カイトと私は婚約してるの」
「「「ええええええー!!」」」
「ってなんであんたも叫んでんのよ!」
「え、いや、だって」
こいつ今なんて言った
こ、こんや・・・俺とこいつがこんやく・・・
「もしかして、カイト覚えてないの?」
大きな瞳が見つめてくる
「私の事だけでなく、カイトが私に『結婚してずっと一緒にいてやる』って言って指切りしたのも?」
・・・・・
し、視線が痛い
うーむ、我ながらスッゴい事言ってんな~
全く記憶に無いが
「ち、ちなみにどこでだっけ?」
「小さな公園だよ」
小さな公園・・・
あー、なんかそんな事あった気がするようなしないような・・
「カイト?」
「あ、いや思いだした。気がする」
「ねぇカイト、カイトは来月で18だよね」
「え、ああ、そうだけど」
なんかその数字聞き覚えが・・
「私は今16だから来月カイトの誕生日が来たら結婚しよ!」
「ああ、別に・・・はい?」
今なんと?
「だからね、結婚しよう!」
「「「え、えええええー」」」
心からの絶叫は夏の青い空へ吸い込まれて行った
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