4章

6/13
前へ
/51ページ
次へ
すると祐は小さな声で言った。 「ごめん…なさい…」 そう言って祐の泣く息づかいが聞こえた。 「俺っ。宮崎さんに会えないから不安で寂しくってだからつい無意識に松永を頼っていた…。」 手で涙を拭き続けて言った。 「だから、今日俺は宮崎さんに悲しい思いさせちゃった…」 そう言って崩れたように膝をついて泣き始めた。「ごめんなさーい」 祐は宮崎に会えなかった日々が予想よりも大きいストレスになっていたのだった。
/51ページ

最初のコメントを投稿しよう!

70人が本棚に入れています
本棚に追加