1章

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そのため理学療法師のタマゴの宮崎は清水さんの担当になり、これから清水さんのニーズに応えながら、リハビリをしなくてはならない。 そんな清水さんとの何気ない話が宮崎にとってはとても居心地の良い時間であった。 清水さんが思い出したかのように宮崎に話かけた。 「宮崎さん。あんた、この仕事大変だろ?私らのようなバカな奴を相手にしておまえさんの時間が無いね。」 清水さんは宮崎を労るように言った。 「いえ。そんなこと無いです。今こうやって清水さんと話することは僕にとってとても楽しい時間です。」 宮崎はにっこりして言う。
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