先生…たぶんそこ…違います。

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「終わった~!」 「はぁ…疲れた…」 全員が集中していたため、けっこう早く終わった。 「やっと終わったよ…よし…5時以内…」 「………」 「大丈夫か?浪…」 「目がかすむ…」 浪は、椅子に寄りかかって伸びをした。すると、桜牙は作業でできたやつを束ね始めた。 「ありがとうな!2人とも!」 「…次はこのような事がないように計画的に仕事をこなしてください…」 「…実の言う通りです。」 実と浪は桜牙を見た。桜牙は頭をかきながら言った。 「あー…わかったから…早く帰れよ…」 「…わかりました。先生、さようなら。」 浪は早歩きでドアへ行く。そして、ドアの方へ行くと浪は振り返った。 「実!早く来いよ?」 「あっ、おい!待てよ!」 実はカバンを持ってドアの方へ行った。 「おい!実!」 「はい…またなにか…」 実は振り返ると桜牙はニッっといたずらっぽく笑った。 「今日はありがとうな!助かった!」 「いえいえー先生、さようなら!」 「おう!気をつけろよー。」 実は教室から出ていった。桜牙は作業でできたものを抱えた。 「ふぅ…今日はなんだかんだ言って楽しかったな!」
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