第三話 入学式からふざけんな!!

3/13
前へ
/83ページ
次へ
「……………」 しばらく俺、は黙り込んでいたが、次の瞬間、さっき見た時計の日付と時間を思い出す。 そして、再び時計を見直すと………!! 「うわっ!! 何で、もう入学式の日になってんだよ!? ってか急がなきゃ遅刻する~」 バタバタ………綿ぼこりが舞い上がるほど焦って始業式の準備をする俺。 時刻は既に8時を回っていた。 (ついでに原山高校は、8時半を過ぎると遅刻である。) 「ヤベーっ!!」 ドーン、ドドドドドドドドドドドド~ン!! (階段を踏み外し、2階から転がり落ちる音。) イタタタタタタ。 『君~、大丈夫?』 『大丈夫だっ!!』 『えっ?なんか怒ってる?』 『当たり前だ!!』 『何で~?』 『お前が変なのに巻き込んだせいだろーが!!』 『そうそう、君って呼ぶのもなんだし、呼び方決めようと思うんだけど、何て呼んでほしい?』 『何でもいい!! ってか都合の悪い話は無視かよー!! ………って、いうか都合の悪い思いは通じないのか…』 『何、何~?なんか無視した~? うんじゃ一也だから~えっと~………かずっちでいいや。 それと、僕のこともお前じゃなくてなんか名前で呼んでぇ!!』 天使の力のせいで、メリヤースに都合の悪いことだけ通じない………っていうのは、まるでポ○モンのエスパータイプのわざがあくタイプに通じない、そう、効果はないみたいだ。…みたいな感じだな!!
/83ページ

最初のコメントを投稿しよう!

8人が本棚に入れています
本棚に追加