8人が本棚に入れています
本棚に追加
「……………」
しばらく俺、は黙り込んでいたが、次の瞬間、さっき見た時計の日付と時間を思い出す。
そして、再び時計を見直すと………!!
「うわっ!!
何で、もう入学式の日になってんだよ!?
ってか急がなきゃ遅刻する~」
バタバタ………綿ぼこりが舞い上がるほど焦って始業式の準備をする俺。
時刻は既に8時を回っていた。
(ついでに原山高校は、8時半を過ぎると遅刻である。)
「ヤベーっ!!」
ドーン、ドドドドドドドドドドドド~ン!!
(階段を踏み外し、2階から転がり落ちる音。)
イタタタタタタ。
『君~、大丈夫?』
『大丈夫だっ!!』
『えっ?なんか怒ってる?』
『当たり前だ!!』
『何で~?』
『お前が変なのに巻き込んだせいだろーが!!』
『そうそう、君って呼ぶのもなんだし、呼び方決めようと思うんだけど、何て呼んでほしい?』
『何でもいい!!
ってか都合の悪い話は無視かよー!!
………って、いうか都合の悪い思いは通じないのか…』
『何、何~?なんか無視した~?
うんじゃ一也だから~えっと~………かずっちでいいや。
それと、僕のこともお前じゃなくてなんか名前で呼んでぇ!!』
天使の力のせいで、メリヤースに都合の悪いことだけ通じない………っていうのは、まるでポ○モンのエスパータイプのわざがあくタイプに通じない、そう、効果はないみたいだ。…みたいな感じだな!!
最初のコメントを投稿しよう!