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「バカ天使!!」
『バカ天使は酷いよ~。
メリヤースちゃんとかメリヤ、っとか、メリーとかないの~?』
「ねぇよ!!バカ天使はバカ天使だ!!」
おおお!!
これは大発見だ!!
天使の力で都合の悪い思いは伝わらなくなったが、実際に言葉に出したものは通じるらしいぞ!!
ハッハッハ~!!
ざまあみろ、バカ天使!!
それから、『バカ天使』だのなんだので、メリヤースは陽気なままに、俺は怒りゲージがゴゴゴゴゴゴゴ!!と溜めまくる。
この状態で大剣使えば、ドスギ〇ノスあたりは一発かな?
って、いきなりモンスターハ〇ターの話になるんだろう?
まぁ、こんなやりくりをしながら、一也はパンにジャムを塗り、それをくわえながら、家を飛び出していた。
ついでに、新城家は両親と俺の三人家族であるが、父は出稼ぎに、母はいつもふらっ、とどこかへ行ってしまうため、昔から6時半には一也一人となる。
あ~、俺ってなんて可哀相な子なんだろ~………なんちゃって。
俺は、自分勝手に出来るというのは、なんて素晴らしいことだろう、と逆にありがたみを感じているのだが………
俺って変わってるかな~?
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