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日に日に荒れる家の中
兄貴と押し入れに隠れ絵本を読むのが好きだったらしい
グリム童話
アンデルセン
ディズニー
兄貴が読む本を読んでもらってたって言う方が正確かもね(笑)
字が読めない歳やったから
サンリオのキャラクターでキキララが好きだった
仲良くしてる事の大事さ
笑顔の素敵さを覚えたのもこの頃だった
父親は石灰石の採石現場で働き酒を呑んで帰る毎日
母親は病床の祖父をケアしながら美容師を続けてた
祖父は何の病気だったか全く記憶にない
ただいつも布団に寝てた
大人しくない祖父
俺の祖父たちは2人とも任侠な人だった。。。
毎晩のように繰り返される両親の喧嘩
エスカレートする日もあった
ハンパなく気が強い母親
取っ組み合いだけで終わらず力に勝る父親にフライパンを投げる時もあった
その場から逃げない俺はしょっちゅう殴られたり蹴られたりしてた
兄貴が読んでくれる絵本だけが楽しみだった
喧嘩だらけの家に悪夢がやがて訪れる。。。
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