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港町尾道
尾道市の祖父や祖父の姉にお世話になりながら新しい生活が始まった
俺と母親は物置部屋。。。
古い家には余分な部屋はなかった
裸電球1つだけ
テレビはない
俺は新しく保育園に編入し母親は昼は美容院で
夜は飲み屋で働き始めた
今ではキャバ嬢は憧れとされてるかも知れないけど当時はアバズレな仕事
世間の目は厳しかった
新しい保育園ではなかなか友達が出来ず仲良くしてくれてたのはやはり女の子たちだった
喧嘩がとてつもなく弱かった俺。。。
守ってくれてたのは女の子たち
今じゃ考えられないし信じて貰えないけどね(笑)
毎日のようにイジメられてた
泣きながら帰る俺を祖父はどんな思いで見てたのか
後々に判る事となった
『男なら負けると判っても戦え』
特攻隊上がりの祖父の言葉は強烈だった
喧嘩で負ければ勝つまで家に帰らせて貰えない。。。
俺を守ってくれてた兄貴は居ない
女の子たちに守られながら帰る俺
喧嘩しなきゃ勝つも負けるもないんじゃ
そう強がりを言えたのも少しの間だった
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