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「これ、何だよ......!」
「安心しろ!お豆腐さんだ!!
さっき出てくる前に
食べていた私の大好物だ
そこに入ってたの忘れてた。」
そのおじさんは何処から
出したのか
おじさんと背が同じ位の
紙パックの豆乳を
一生懸命飲んでいる。
「はぁ......
何で豆乳飲んでるんだよ!」
「まぁ、少年よ
聞きたまえ......
お前さんは失格者丁度
千人目なんや!!
だからチャンスをやろう
そしたら娘に会わせてやっても
いいねんけど......」
「えぇ......
娘てお...おじさん
その魔法少女のお父さんなの?」
「だから
おじ様と呼べて言ってるやろ
いかにもこの本の魔法少女は
私の大切な娘
だから最初に
私が審査をしにきてるのだが
お前話聞けや!!」
俺はおじさんを無視して
頭についた豆腐を拭いてる
「ほんま、今時の若いやつは......
ちゃんと話を聞かん!」
「おじさんが
豆腐をかけるからだろ
これどうしてくれるんだよ
どうせ......
チャンスて
もうめんどいから
帰ってよ!!
まったく変な本
借りてしまった......
風呂入ろう
おじさんは部屋掃除してよね」
「おい、少年......
だったら最終手段だ」
その時
おじさんがパッチンと
指をならしたら
俺についた白いものが消え
部屋が綺麗になった!
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