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「なにぼーっとしてるの、顔洗って来なさい。ご飯冷めちゃうわよ。」
「そうだ、早起きした意味がなくなるぞ。」
「はーい。」
こうやって自分のためにご飯を作ってくれる母や、いつも優しく傍にいてくれる六合がなによりも支え。
二人のおかげで、ここまで生きていけるんだと思うと嬉しくなる。
顔を洗いに洗面器へ向かい、しっかりと顔を洗ったらダイニングに戻り、朝食をとった。
よく噛んで、そして飲み込む。
「ごちそう様でした。」
「うむ、じゃぁ、そのお皿をここに置いといてね。」
「りょーかーい。」
言われた通りに指定された場所にお皿を置き、時間を見て慌てて、
「わぁ!!時間だ!」
急いで自分の部屋に戻り、ランドセルを背負って部屋を出た。
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