177人が本棚に入れています
本棚に追加
そう麗華は答えた。
「麗華がそう言うのなら。」
立ち上がり麗華の隣にいき、そして手を繋いだ。
「さっ、彩輝!!??」
急な行動に驚いてしまった麗華。でも、それでも手を離さなかった。
「学校に着くまで繋いでる。」
まだ小学生なのに我儘を言わない。せめて麗華に何かしたかった。
そうすると嬉しそうに笑う麗華。笑っている顔が一番だなっと、思った。
だが、正直言って、この手を離したくないと思った。小さい手なのにとても温かい温もりを離すには、勿体無いと思ってしまった。
最初のコメントを投稿しよう!