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「朝から嫌な思いした!」
「まぁまぁ、落ち着けよ。あんな奴のことは忘れて学校行こうぜ」
いまだにイライラしている浩昌を騰蛇は慰める。
「はぁ、そうだね。学校行くか」
ランドセルを背負い、騰蛇は浩昌の肩に乗り玄関を通り、学校に向かった。
「どうしてかしら」
ため息をつく母。何も食べずに出ていってしまった浩昌を心配するが、麗華に対する浩昌の態度に不満を持った。
「素直でいい子なのに・・・・」
一人静かに呟いた。
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