第1話

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     「朝から嫌な思いした!」 「まぁまぁ、落ち着けよ。あんな奴のことは忘れて学校行こうぜ」 いまだにイライラしている浩昌を騰蛇は慰める。 「はぁ、そうだね。学校行くか」 ランドセルを背負い、騰蛇は浩昌の肩に乗り玄関を通り、学校に向かった。 「どうしてかしら」 ため息をつく母。何も食べずに出ていってしまった浩昌を心配するが、麗華に対する浩昌の態度に不満を持った。 「素直でいい子なのに・・・・」 一人静かに呟いた。  
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