第二部戦闘都市 カナガワ

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午後3時半とちょっと、最近肌寒くなってきた今日この頃は大体日が傾き掛ける時間である ……要するに学校が終わる時間だ。 日直の号令で、各々が適当に挨拶を済ませ教室から出ていく 「今日もお勤めご苦労さんしたーっ」 僕は教室の皆に手を降りつつ、そう言って学校を後にした そして、学校で有名な『心臓やぶりの階段』を駆け上がる 「はぁ、ふぅ…流石にキツいよー近代化が進むこのご時世に階段なんて…」 階段を半分まで登った所で、僕の心臓がemergencyを送ってきたので、途中で断念し歩くことにした 「最近は戦闘が増えて来たからな。英雄"ヒーロー"の治療費・修理費で金が回って来ねぇんじゃねーの?」 僕の独り言を聞かれたらしい 声のする横を振り向くと小学生からの腐れ縁、渚 ソウが声をかけてきた 「それよりユウ、この後暇か?」 自分が今朝見たであろうニュースのうんちくを披露して満足したのか ソウは話を直ぐに切り替えた 「予定はないけど…」 「っし、んじゃゲーセン行こうぜ!」 僕の予定がないのを確認すると、爽やかな笑顔を見せ階段を先に駆け上がっていった 少し、人の意見も聞けよと思いつつ 満更悪い気はしないので、僕はソウが待っている地上へと出ることにした
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